JUNKIRENZE(ジュンキレンツェ)-松本順子のオリジナルジュエリー

葡萄リング

葡萄リング

5月1日、イタリアは勤労感謝の日です。
最近は営業しているお店も増えたようですが、10年程前イタリアに来たばかりで少し郊外住んでいた頃、初めての勤労感謝の日に町を歩いて、全てのお店が閉まっていて驚愕しました。
開いているお店ゼロでした。
それまでの人生で開いているお店が見つからないなんて日本ではなかったので、かなりのカルチャーショックでした。
「開いているお店本当に無いの?!」と、かなりの時間歩き続けた光景を覚えています。

さてさて。
新作です。

画像の説明

葡萄リング。
石無しで彫りのみです。
葡萄というモチーフのお陰なのか、上品ですが楽しい雰囲気に仕上がったかなと思います。

葉の部分がイエローゴールドのバイカラーです。
バイカラーは制作にひと手間加わるのですが、モチーフによってはとても大変で時々半泣きに。
でもその甲斐ありの仕上がりになるので、これからも取り入れていこうと思っています。

画像の説明

葡萄の花言葉は「信頼」「人間愛」という他に、「陶酔」「酔いと狂気」なんていうのもあるみたいです。
ワインに酔ってしまうという事なのでしょうか。
私は勝手に豊かさのイメージがありますけれど。

この辺はワイン用のブドウ畑が沢山ある地域なのですが、昔まだ交通手段が乏しかった頃、配達業もまだ飛脚だった頃のお話を聞きました。
今でこそ車があれば20分で行ける町の商店街へ行くのも、その頃は一苦労。
という事で飛脚さんに、「この薬買ってきてー」「あれ買ってきてー」とお使いを頼んでいたそう。そして秋になると、飛脚さんはそのお礼としてそれぞれの家庭から自家農園で収穫した葡萄を頂くので、それでワインを造って楽しんだんだとか。
とても温かいエピソードだなぁと、葡萄の収穫時期になると思い出します。

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